パリかワルシャワか

彼のピアノは展示室のフロアーの目立つ中央に置かれていた。

それはパリで観た部屋を再現しているが印象は全く違っていた。それでも床の美しい模様は

忠実と言えないこともない。

そのピアノは彼が最後に弾いていたものである。彼はパリのその部屋で最後の日を迎えた。

ピアノに近づいて彼の気持ちに寄り添ってみた、

ピアノが博物館の展示室に置かれていることは、彼がワルシャワに戻ったと思うか、それと

も、ショパンの心臓はワルシャワに姿はパリに眠っているようにピアノはパリにそのまま置

いてあったほうがよかったかは、どちらがよかったかは彼しか知らない。



Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

Pianist由美子UNOの感性が描くショパンの人生の旅のロマン このブログはPianist由美子UNOが全て手作業で行っており ショパンの物語の文章と画像はオリジナルです日々の出来事なども時折り皆様にお届けしております お楽しみいただけましたら幸いです  

0コメント

  • 1000 / 1000