Zelazowa Wolaの昼食

フレデリックは生家からほど近くに感じのいいレストランがあると言う。

絵本の中に出てくるようなメルヘンな佇まいのお店である。

中に入ると思ったよりもとても広い、偶然にもお客は誰もいない。

従業員はシェフとスタッフで10人程はいるだろうか。

丁寧にスタッフが出迎えると、フレデリックは「それではごゆっくりどうぞ、私は外で待っ

ていますから」と車に戻ろうとした。

私は「あなたは昼食はどうするのですか?」と尋ねた。

フレデリックが「ポーランド人は昼食は取りませんので、気になさらないでください」と答

えた。

私は驚いて、「では朝食はしっかり取るのでしょうね」と続けて話すと、

「ポーランドの人は朝が早いので午前中に2回食べるのです」フレデリックは答えた。

「あなたがもしよければ一緒に食事をしてもらえませんか?」そのように私が言うと、

フレデリックは「わかりました、いいですよ」とだけ言った。

スタッフにメニューを尋ねて、お薦めのスープと鱒のポワレとパンを頼んだ。

お店の中はとても静かだ。

フレデリックは籠もりで来たパンをエレガントに食べた。

Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

Pianist由美子UNOの感性が描くショパンの人生の旅のロマン このブログはPianist由美子UNOが全て手作業で行っており ショパンの物語の文章と画像はオリジナルです日々の出来事なども時折り皆様にお届けしております お楽しみいただけましたら幸いです  

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