~ショパンのパトロンだった~、ハイネが天使と呼んだ美貌のベティ・ド・ロスチャイルド夫人、その①~

ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(1780年8月29日 - 1867年1月14日新古典主義のフランスの画家)による1848年のロスチャイルド夫人の肖像画

ベティ・ド・ロスチャイルド(1805年6月 5 日でフランクフルト-1886年年9月1日 パリ)(1805–1886)

彼女は、銀行家のジェームズ・マイヤー・ド・ロスチャイルドと結婚し、ヨーロッパで最も裕福な女性の一人であり、パリの芸術界のパトロンの第一人者の一人でした。

芸術は彼女の支援を受けるために、こぞって彼女を称賛しました。ドイツ出身でユダヤ人の作家ハインリッヒ・ハイネ(1797年12月13日 - 1856年2月17日)もそのうちのひとりでした。ハイネは詩「天使」で彼女の美しさと優雅さを称えました。

また画家のアングルも同様に彼女の肖像画をキャンバスに油彩で描きました。

アングルは彼女の物質的豊かさの象徴にルネッサンス芸術の頂点ラファエルの尊厳、優美さ、美しさを吹き込み、同時にヤン・ファン・エイクのような鍛えられた線の美を厳守しようとしました。アングルは同時代のショパンの友人だったドラクロワらのロマン主義絵画に対抗し新古典主義を唱えました。

ロスチャイルドの肖像はアングルの作品の中でも最も完成度の高い作品の1つと見なされています。

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