F.CHOPIN、ショパンからグシマーワへの告知、さらばグシマーワか…

「僕は君がいつも嘘をついてるのは知ってる」…。
ショパンはグシマーワが何故自分に
親切なのかを知った。そして、それを
グシマーワに告知した瞬間だった。
ショパンは音楽家だからインスピレーションが大事なのだ。グシマーワと自分の関係性が
ある日、相関図のように頭の中の点と点が繋がって突然ショパンの脳細胞に電気が走ったのだ。
それはまるでショパンが音楽を創る時のようなひらめきでもあった。
「ホテルランベール館のチャリティーコンサートのチケットノルマの僕が売り捌けなかった分のチケットを明日の朝10時までにあなたに送り返します。」
グシマーワとの友情を信じていたショパンだったがグシマーワの真実を知った。
だから、チャリティーコンサートのチケットノルマはこれ以上は協力できないことを
グシマーワに告げた。
だからといってグシマーワとのショパンの関係が終わるわけではなく、ショパンは
チャリティーコンサートで演奏はするし、
グシマーワに頼めることは頼む付き合いは
変わらないのだ。
「彼らは土曜日の夜にノアンから到着します、おそらく夕食の頃です。
だから、もし明日あなたに会えなかったら、明後日会わないか。」
彼らとは、言うまでもなくサンド一家のことである。サンドとグシマーワの関係がわかった以上、サンドがパリに到着する前に
(会って話しをしようではないか!)とグシマーワに告知したショパン。
「僕のドレッシングガウンを繕ってくれる
いい女中さんに頼んでくれないか。 敬具」
ショパンは冷静にグシマーワに自分が
生活の事で困っていることを頼んだ。
ベッドから起きたときに部屋で羽織るガウンがないからそれを縫ってくれる人をよこしてほしい事をあえてグシマーワに伝えた。
それは、人として最後の付き合いを自分とする気があるのか?をグシマーワに確かめるショパン。
それがショパンという人であった。
そして、それがパリで生きるという事であった。
【ブログ2019.06.12 17:29 グシマーワに関する記事】

1847年頃のショパン肖像画より

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Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

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