今日は前回の続きとして、クラシック音楽を聴くことと演奏することの違いについて更に洞察してみたいと思います。クラシックを演奏する側と聴く側の「隔たり」の溝を少しでも埋めるには音楽を深く理解しようという真摯な姿勢が大事だからです。
さて、CDや配信に聴き慣れた音楽は、実際の演奏とは大きな違いがあります。現代では録音技術が発展し、編集によって均一な音を楽しめる反面、生演奏や楽譜を基にした演奏の持つ「生々しさ」や「深み」が聴き手に伝わりにくくなっている面があります。
では、コンサートホールならば、深みがある生演奏が聴けるのかというと、そうとは限りません。
音響機器やコンサートホールの音響設計は、過去20年で確かに進化していますが、その変化が必ずしもポジティブに感じられるとは限らないからです。
その理由として、1. 音響機器の進化により、昔のホールでは、自然なアコースティックを活かす設計が主流でしたが、最近では電子音響補助(音響調整システム)が使われることが増えています。これにより、特定のエリアでの音の聞こえ方を均一化することが可能になりましたが、この均一化が人工的に感じてしまうのです。
特に、ポピュラー音楽やオペラ、ミュージカルでは、マイクやスピーカーを使って音量を増幅することが一般的で、それにより、聴覚障害のリスクなどが問題になっています。近年は、この手法がクラシックコンサートにも一部導入されているケースがあるようになりました。そのため、人々は音楽の内容よりも大音量しか印象にないクラシック音楽のコンサートがあるようになりました。
2.このような音量の増加の原因は、現代の観客は、日常的に大きな音にさらされているため(映画館やライブなど、商業施設)、クラシック音楽までもが、ホール側が音量を上げることで無理に「迫力」を演出しようとする傾向があるようになりました。
これが、通なクラシック音楽ファンには、音が「うるさい」や「不自然」と指摘される理由です。
3.そのため、これらを「インチキ」とした見解が存在します。
何故なら、自然なアコースティックを重視するクラシック音楽では、電子的な音響補助は「純粋さを損なう」として批判されることがあるからです。しかし、ホール側の商業としての意図は、全席で均等な音質を提供しようとする工夫であると主張します。
とはいえ、歌手や演奏者の技量を電子的に補正することがある場合、聴き手や演奏家は、それを不満に思う人も少なくありません。これを、「お風呂で歌う」例えは、響きが良くなることで実力以上に聞こえる妄想「インチキ」な状況に似ているとも言えます。
4.お金を払う価値については、
音楽体験は個人の好みに大きく左右されるため、もし現在の音響が好みに合わない場合、無理にお金を払う必要はないでしょう。
例えば、アンプラグド(完全アコースティック)の場では、昔ながらの自然な響きを楽しむことも出来るかもしれません。自分に合った音楽環境を見極めることで
実際に楽譜を読み解いて演奏することでしか味わえない「奥深さ」がを感じられるかもしれません。
ここまで、演奏者としての視点から音響機器と音楽の奥深さの問題点について話しました。
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次回は、本題に戻り。クラシックの持つ本質的な魅力や難しさについて掘り下げてみます。
お楽しみに!😊
それでは、皆様、またpianist由美子UNO
ピアノコンテンツでお会い致しましょう(*^_^*)
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