父ニコラスにわたしのパパを想う

ショパンの父ニコラスは、とても息子フレデリックを優しく見守る大きな存在である。

ニコラスはいつも、フレデリックがそろそろおかしくなっていないかをよくわかっていて、

フレデリックにお金の節約や、付き合う人に気を付けることや、行先までも行かないほうがいいときは強く助言したりしていた。

1833年のこの頃、友人ヒラーの父は亡くなったが、ショパンはパリで苦労はしていたが、まだ心配して説教をしてくれて、お金が足りなくなるとお金を送ってくれ励ましてくれる父がいるだけ幸せだった。

フレデリックはパリでお金は儲かっていなかったが名声はだんだんと手に入れつつあった。

フレデリックは様々な人々と交流しながらも心は孤独であったとしても、いつも心配してくれる父の愛には恵まれていたほうだと思う。

フレデリックの家族は遠く離れていてもいつも近くに存在を感じて思い合っていたことがわかる。

父ニコラスの助言通りの人生にはなれなかったフレデリックだったが、ニコラスの助言に従っていたら、子供の頃体が弱かったフレデリックももう少し長生きしたのかもしれないとニコラスの言葉から思うときがある。

父親の深い愛をニコラスという存在に感じ、ニコラスの言葉から重なって、私自身もわたしの父を想い出すことがある。


二コラス・ショパン 最後の家(2階建ての家だったが建て替わっている) 

フレデリックの妹イザベラと住んだ場所 ワルシャワ 

ニコラス・ショパン通り (フランスのロワール地方: フレデリック・ショパンの父、ニコラスの故郷)

ニコラス通りと呼ばれているロワール地方マランヴィル=シュル=マドンにある記念プレート

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Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

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