ℱ・Chopin メンデルスゾーンからショパンへ許しを請う(2019年7月13日記事、ディレクターズカット)
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【ℱ・Chopin メンデルスゾーンからショパンへ許しを請う 】
2019年7月13日の16時45分
11月に入り、ノアンの秋も深まって来た。ショパンは、ノアンで雪が降る前にパリへ移動しなくてならなかった。
ショパンはロゼールに言ったように11月3日にはパリに予定通り到着していた。(推測)
それをメンデルスゾーンは知っているかのように、ちょうどパリのアパルトマンに到着したショパンの元にメンデルスゾーンから便りが届いていた。
メンデルスゾーンのことは記憶のかなたに追いやりたいほど、ショパンにとっては嫌な思いでしかないのである…。
「親愛なるショパン様
この手紙は君に頼みがあるのだよ。
友達としてではなく、音楽のテーマをいくつか書いて、下に署名して送ってくれないかね?
私の妻のために書いて送ってくれますか?」お金持ちの御曹司のメンデルスゾーンは相変わらずである。メンデルスゾーン・・・虫がよすぎるのだ。
メンデルスゾーンとショパンの関係は、ショパンとしては遺恨があるのだが、お金持ちのおぼっちゃまフェリックス・メンデルスゾーンは、ショパンの才能に嫉妬しながらも、ショパンのことは、お人好しのポーランド人として自分よりも下に見たかった。メンデルスゾーンは、自分よりも才能があった姉ファニーに代わりに子供のころから曲を書いてもらっていた。
ショパンの姉ルドヴィカがノアンに来た時、フレデリックを手伝った可能性がある話とはわけが違うのだ。
フレデリックはたくさんアイディアをいつも持っていたが、そもそも、その最初の肝心なアイディアがフェリックスは思いつかないのだ・・・。そのため、ショパンの才能がメンデルスゾーンは羨ましかった。
「フランクフルトであなたにお会いしたとき約束しました。
彼女の好きな作品はあなたが書いたものです。それ以来、妻(歌手)に大きな喜びを与えたいと思っておりました。」
あなたには別の理由がある(ショパンは貧乏だが才能がある。ショパンはメンデルスゾーンのゴーストとしてメンデルスゾーンの家で作曲を手伝い死にそうになった1835年の出来事以来、ショパンはメンデルスゾーンと関わることに懲りていた。
「私には有利な理由がたくさんあるが(金持ち、音楽評論誌、「ガセット・ミュジカル」を出版しているシューマンと仲間)
私はあなたをよく知っている。だから、いつも十分な情報を得ることを望んでいます。
あなたが書いていることについて、
そして私がもっと興味を持ったのは、
あなたは、あなたの作品より、あなたはたぶん自分自身のために書いています。 それが
私が求める恩恵をあなたが私に与えることを私が望むことを許してください。
それによって、あなたが今する必要がある面倒な仕事に私の要求を追加することを許してください。
いつも献身的に、あなたを愛するメンデルスゾーン」
メンデルスゾーン・・・、
ショパンはオペラ歌手が好きである。それはワルシャワ時代のコンスタンツェの思い出からだったが、ショパンはパリでもポーリーヌなど歌手との共演が多いことをメンデルスゾーンは知っていた。
そして、メンデルスゾーンの妻の歌手は実は素人で、メンデルスゾーンはこの頃、オペラ歌手のリンドにお熱を上げていた。
妻をダシにしてショパンの気を引いたのであるが、実はメンデルスゾーンは、この頃、ピアノ協奏曲が2楽章までで途中で書けなくなっていた。(これは完成されなかった。ヴァイオリン協奏曲に変更して完成させている)自分が行き詰まっていたため、曲のモチーフが幾つかメンデルスゾーンはほしいのである、それをショパンに欲しいと言う自分を許してくれとメンデルスゾーンは言っているのだ。
メンデルスゾーンはショパンがフランショームとパリでショパンの作品を合わせて練習していることを嗅ぎつけていた。フランショームとメンデルスゾーンは友達なのである。
フランショームがメンデルスゾーンに情報を流していたと考えられる。
ショパンは、このとき、メンデルスゾーンの申し出に答えたかは不明である。
ショパンはメンデルスゾーンからシューマンに言いつけられて、また何を悪口を書かれるかわからないのだ・・・。
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