おしのびでショパンは、イギリス、ロンドンの空気を感じる旅に1週間から十日の予定でかけ
る準備をしていた。
一流ホテルにプレイエルと一緒に泊まる予定のショパンを、ユリアン・フォンタナはロンド
ンの友人ポーランド人で翻訳家のスタニスワフエグバート・コズミアンにショパンのサポー
トを頼んだ。
ショパンのパリでの生活・写譜…買い出し・名使いの手配・壁紙の購入など、
11月の蜂起後フォンタナはパリに来てからいろいろとショパンの世話をしてきた。
ロンドンには同じく11月蜂起後移住を余儀なくされたスタニスワフエグバート・コズミアン
がいた。
フォンタナはショパンが誰とも会いたくないと言いっているから、このロンドン行はショパ
秘密でとコズミアンに話した。
ショパンが様々な芸術家に追い掛け回されるのが嫌だからロンドンの旅を内緒にしておくよ
うに言っているとフォンタナはコズミアンに話しているが、それは本当はフォンタナの一存
で言っている可能性が高いのだ。
フォンタナはショパンの手伝いをしながらも、ショパンの曲を改ざんしたりショパンの曲を
自分の意のままに操作していた。
スタニスワフエグバート・コズミアン
Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景
Pianist由美子UNOの感性が描くショパンの人生の旅のロマン このブログはPianist由美子UNOが全て手作業で行っており ショパンの物語の文章と画像はオリジナルです日々の出来事なども時折り皆様にお届けしております お楽しみいただけましたら幸いです
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