~パリの音色とその余韻~始まりは15世紀からの

ル・プロコープ(Le Procope)

カフェ・ ル・プロコープはパリで最初のコーヒーカフェです。サンジェルマンデプレの中心部にあるパリで最も古いカフェとして有名です。今日ではレストランへと変化しています。

始まりは、1686年にシチリアのフランチェスカプロコピアデイコルテッリによって設立されました。ル・プロコープの歴史の物語はとても長いです。

1686年シチリアのシェフが、サン・ジェルマンの街に、質素な新しい店を開店しました。

彼は、植民地時代の探検の間に発見された、「コーヒー」の名で知られた黒くて活気に満ちた新しい醸造と共に、磁器のゴブレットでイタリアのシャーベットの給仕を始めました。成功はすぐに訪れ、1689年、アンシエンヌ映画祭のフランセーズ劇場が近くにオープンしました。お客が観劇の前後に、政治や芸術について討論したりしたことに始まりました。パリの文化の古い伝統や集まる人々の気質がそこで見て取れた場所でした。

1752年フランスの哲学者でロマン主義の作家ジャン=ジャック・ルソーが、対岸のコメディ・フランセーズで彼の戯曲 「ナルキッセ」 の初演がまだ行われていた最中に、敗北を喫して、ルソーは批評家の軽蔑に直面するよりも、カフェから身を引いたと言われています。

ヴォルテール(フランソワ=マリー・アルエ)も常連のひとりでしたが、彼はは22歳の時フランスの政治や政府を風刺する詩を書いたため、1717年5月、彼はバスティーユ牢獄に投獄されたことがありました。

18世紀後半以降は、啓蒙時代は、急進的な思想と知識を広く大衆に広めたいという場所に変化しました。

哲学者や文学者は、プロスコープに集まってカフェモカを飲みながら知的な議論をするカフェとして有名になりました。

1780年代から1790年代:はアメリカとフランスの革命家がここに集まりました。やはり、プロスコープは議論を戦わせ政治を形作る場所でした。アメリカ人のトーマス・ジェファーソンとベンジャミン・フランクリンは常連でした。

フランス革命期で最も有力な政治家で代表的な革命家のマクシミリアン・フランソワ・マリー・イジドール・ド・ロベスピエール、ジョルジュ・ジャック・ダントン、ジャンポールマラト、といった革命家たちが集まり反乱を企てた場所でもありました。

その革命の間、フリジアンキャップとして知られている先のとがった帽子は最初にプロスコープで示され自由の象徴として後に広く使われるようになりました。

フランス革命後は、ジョルジュ・サンド、ポール・ヴェルレーヌ、オノレ・ド・バルザック、ヴィクトル・ユーゴ、アルフレッド・ド・ミュッセ といった作家や思想家たちが夕食に集まる場所でした。そこでも熱烈な討論を交わしたようです。

1988-1989にかけて、プロスコープは18世紀のカフェの装いを再現されて改装されました。 

現在では、誰でも気軽に楽しめるカフェであり、レストランです。

お魚料理は鱈(たら)27,00€で楽しめます。

その他、伝統的な子牛のブランケット25,00€、自家製ミルフィーユなど、温かい飲み物はエスプレッソ€3.50 カフェイン抜き€3.50 ダブルコーヒー€5.10 ホットチョコレー€5.60、などのさまざまなメニューがたくさんあります。

13 rue de l'Ancienne Comédie

75006 Paris Tel: +33 (0)1 40 46 79 00


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