～19世紀のツーリズムの老舗代理店創業者トーマス・クック～

トーマス・クック

（ 1808年11月22日 – 1892年7月18日）

実業家

イギリス・ダービーシャー州メルボルン出身。

自らの名前を冠した旅行代理店であるトーマス・クック・グループの創業者、近代ツーリズムの祖として知られる。1840年代にイングランドの旅行ガイドブックを発行し、欧州・近東・北アフリカへと広げた。

10歳で、クックは週6 ペンスの賃金で地元の市場の庭師のアシスタントとして働き始めました。14歳で、彼は叔父のジョン・ペグの営む家具職人見習いとして5年間過ごしました。

1832年、バプテスト派のフランシス・ビアダル大臣の影響で、1833年の元日に禁酒誓約を行い、禁酒運動の一環として会合を開き、禁酒行列を行った。

1833年3月2日、クックはマリアンヌ・メイソン(1807~1884年)と結婚した。自身の事業後継者となるジョン・メイソン・クックが1834年1月13日に生まれました。 トーマス・クックは1892年7月18日にレスターのナイトンにあるソーンクロフトで、晩年に失明に苦しんだために亡くなりました。妻と娘と共にレスターのウェルフォード・ロード墓地に埋葬された。

クック初ツーリズム

「禁酒会の会議に出席するためにマーケット・ハーバラからレスターまで歩くこと」時だった。 拡張されたミッドランド・カウンティ鉄道の開通とともに、彼は、レスター・キャンベル・ストリートの鉄道駅から11マイル離れたロフボロで禁酒会の集会に参加することを決めた。1841年7月5日、トーマス・クックは、帰りの列車の旅に1シリングずつ支払った約500人を、彼の最初のツーリングに付き添った。

1928年にクック家の所有から離れ、2001年、ドイツのルフトハンザ航空と流通大手カールシュタット・クヴェレとの合弁事業として持分50対50で設立された「C&Nトゥーリスティック」(C&N Touristik AG) に買収され、トラベレックスにトラベラーズチェック事業を含む金融部門を売却。

その後、社名変更「Thomas Cook AG」となった。2006年末、カールシュタット・クヴェレ全株子会社となった。「トーマス・クック・グループ」が設立された。

2010年代に入ると経営が悪化し、2019年9月23日、ロンドンの裁判所に破産申請を行った。

トーマス･クックの名前で会社は業務を継続してきたが19世紀から続いた老舗が今日で幕を閉じた。