～ショパンが弾いたスコットランドのジェーン・スターリング嬢のピアノ～

フレデリック・ショパンがスコットランド滞在中に演奏したピアノ、

ロンドンで製造されたエラールグランドピアノの713番。ショパンの弟子のジェーン・スターリングのピアノでした。ショパンが彼女を教え始めた1843年に制作されました。

ショパンは1848年10月にジェーン・スターリングの招きで、彼女の実家のスコットランドのスターリング家の屋敷に滞在しました。ピアノはスターリング家の居間に置かれていました。ショパンはこの滞在はパリを発つときに遺書を残してロンドンへ行きました。

ジェーン・スターリングはショパンの恩人だったのか、それともショパンの死期を早めさせた困ったお嬢様であったのか…、ショパンはスターリング譲のことを「周りの人々は僕をスターリング嬢と結婚させたいようだが、彼女は死に嫁いだほうがましだ」と友人に話していました。