亥年とお餅

来年は亥年だ。

私の母は亥年だった。こうと決めたことは最後までやりぬくという強い精神を持っていた。

目標を持つと脇目もふらず直進するタイプだった。

私は、そういう一途な母が逞しく感じられ大好きだった。

年末になると、お正月のおもちをついて家のお正月飾りの用意を母がした。

お餅は家庭用の機械でつくのだが、伸ばしたり、丸めたりは母が手で作ってくれた。

手作りで少し形が色々でも、おいしくて、やさしい柔らかさだった。

私はそんな一生懸命な母を見て育ったけれど、私はとても真似ができない。

今では私は買ってきたプラスチックに入った綺麗に形が整った日持ちのするお餅を飾る。

御鏡開きの日まで部屋に飾ってある。

母が作ってくれた、おもち、お雑煮、ぜんざいが懐かしく恋しい。

12月はクリスマスとお正月の用意と両方ある日本は忙しい季節だ。

ポーランドはクリスマスが最大の行事であろう。

年が明けると日本ではおせち料理を食べる。

おせち料理も今では立派な物がいろいろ売っているが、昔は母が作ってくれていた。

私もそれを習って作ったりした。

ポーランドでも年が明けるとご馳走を食べるのであろう。


Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

Pianist由美子UNOの感性が描くショパンの人生の旅のロマン このブログはPianist由美子UNOが全て手作業で行っており ショパンの物語の文章と画像はオリジナルです日々の出来事なども時折り皆様にお届けしております お楽しみいただけましたら幸いです  

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