ショパンの先生とわたしのこと
ショパンの最初の先生は母であり姉だったのだろう。
ショパンが最初に習い始めた指導者はチェコ人のヴォイチェフ・ジヴヌィ。
ショパンはその先生もあっという間に追い抜いた。
師弟関係とはそういうものだ。
私の最初の先生は誰だろうか、と思い出すと、母の顔や姉のことを思い出す。
私には姉がいたので姉が習うのを小さいときから見ていた。
それでいつかは自分も習うのが自然なことと思っていた。
ご飯を食べたり歯を磨いたり、音楽は自然に私の生活の中に溶け込んでいた。
小さい頃は、母が傍で付ていて教えてくれた。少しおおきくなってくると
母は「ママはここからは、もうわからないから自分で考えてやりなさい」と突き放された。
それからはひとりで練習するようになった。
最初の私の習った先生はやさしい先生で姉と歩いて習いに行った。
小さい私はその先生が好きで喜んで通った。
私はその後、度々引っ越したので、その後はまた別の先生だった。
いろんな先生に出合ったけれど、今はどうしているだろうか。
私は小さい頃から別れや出会いがたくさんあった。
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