こんばんは、そっちのピアノとこっちのピアノ、ショパンと白いハンカチ

今日も一日いかがお過ごしでしたか?

今日は強風が吹いていましたね、外出も控えた方もいらっしゃるかと思います。

明日も風が吹くようですので気を付けましょう。


いつもショパンのお話をお読み頂きましてありがとうございます。

ショパンのお話は明日からの予定です

どうぞよろしくお願い致します。(^_^)




さて、今日は、昨日に続いて、

私の思い出のお話を少しですが、思いつくまま書こうと思います。




ピアノのレッスンと言えば、今では2台ピアノが並んであることがよくある。

彼らは、手本を示すこともあれば示さないこともある。

ある日、私がショパンを弾くと、もう一台の隣のピアノに座っていた彼は言った。

「そっちのピアノと代わってくれないかな~」

私は、「わかりました、そうぞ」と彼が座っているピアノの方と交代した。

彼は私が弾いた曲の一部分を弾いてみようとした。すると、「あっ。。。。あれ、

おかしいなぁ、おかしいなぁ...」と言って、彼は音を一音ずつ鳴らしてみる。

何やら焦っている様子だ、すると、また彼は、今度は「そっちのピアノでもう一度、

全部弾いてくれないか?」と言った。

2回目の私の演奏が終わると、彼は「やっぱり、そっちのピアノとこっちのピアノと

代わってくれないか!」と言った。

私は、「わかりました」と言って、最初に弾いた方のピアノに戻った。

彼は、初めの方側のピアノでもう一度弾こうと試みたが「あれ、あれ、おかしいな…」一音一音鳴らして弾くのを辞めた。

すると彼は、沈黙・・・そして壁に飾ってあったレオナルド・ダ・ヴィンチの絵を眺めたかと思ったら、「あなたって本当に綺麗ね・・・」と私の方を見て言った。

そして、彼はポケットから白いハンカチを出してハンカチを悔しそうに噛みしめた。

彼は、正気に戻ったかと思ったら、「この世界って男とか女とか関係ないのよね・・・」そう彼はつぶやくように言った。

それから、私はしばらくの間ショパンは封印した。


長くなるので続きは、またの機会に・・・続く。




それでは、ごきげんよう。

また、ブログでお会いしましょう。(^_^)


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Pianist由美子UNO が綴るショパンの情景

Pianist由美子UNOの感性が描くショパンの人生の旅のロマン このブログはPianist由美子UNOが全て手作業で行っており ショパンの物語の文章と画像はオリジナルです日々の出来事なども時折り皆様にお届けしております お楽しみいただけましたら幸いです